ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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暮らしに役立つ社会心理学 8

集団の持つ恐ろしさ

 

集団(仲良しグループ等)の中にいると、孤独を感じないので居心地がいいですね。

 

だけど、マイナスな面もあります。

 

それは、集団の中にいると自分の考えが消えて行くということです。

 

正しく言えば「消して行く」かもしれませんね。

 

それは「同調行動」「集団凝集性」にも関連します。

 

集団凝集性を保つために、人は正しい判断をいとも簡単に放棄してしまいます。

 

そのことを「集団的浅慮」と言います。

 

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というのもその一例ですね。

 

交通規則やモラルの破壊行動が、集団になるといとも簡単に実行されます。

 

他にも集団的浅慮の例として、いじめがありますね。

 

「今日からあの子を仲間外れにするから、みんなあの子を無視しろよ」

 

こんな時に「え〜、そんな可哀相なことしたら・・・」

 

なんて正義感を出すと、とたんに「黒い羊効果」

 

そこにまはりたくない子は、最初から「不登校」という作戦でその集団から降りています。

 

このように「いじめ」のメカニズムは社会心理学で説明できることが多くあります。

 

今日もブログに来ていただき、ありがとうございます。

5月26日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 7

同調行動の続き

 

同調行動ができるかできないかは、学校生活を維持する上でとても重要なことです。

 

それではいつも同調行動する子どもが一番良いのかと言えば、そうでもありません。

 

いつも自分を抑えて他者にばかり合わせていると、それはそれで心を病みます。

 

対人恐怖症はそのわかりやすい例えですね。

 

いつ攻撃されるかわからないから、人と関る場面を全て避けようとし、他者は自分に攻撃してくる邪悪な存在となります。

 

だからと言って、いつも自分を主張していたら、それはそれで仲間外れにされてしまいます。

 

また、同調行動ばかりして欲求不満がたまると、家で弟や妹をいじめたり、ペットをいじめる行動が出たりします。

 

外で自分を抑えた分、家の中で自分を爆発させてバランスを取る行動ですね。

 

集団の中で、今、自分はどのような行動をすれば良いのか・・・。

 

今までの友達の結果を見習い(こういうことをした奴はこうなったな・・・過去の分析)

 

将来の予測を立てる(仲間外れにされないためには、今は力の強いA君に合わせるほうがいいな・・・未来予測)

 

これらの判断と行動を、その場で速やかに行わないといけません

 

なんでもないように思えますが、かなり高度な心的技術が働いていますね。

 

発達に問題を抱える子ども達は、この心的技術を理解したり使うのが大の苦手です。

 

教えてもらってもわけがわからないし、わからないと言えば陰で「障害児」「KY」といわれたり、家族にさえも非難されたりします。

 

そんな傷つき体験は小学校の2〜3年から激しくなります。

 

心理学のお話が退屈な方はごめんなさいです。

5月25日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 6

自分を失くす怖さ

 

 

集団の圧力が生じることによって、個人の行動や信念が集団のそれと一致した方向へ変化することがあり、そういった行動のことを

同調行動」と言います。

 

これは「NO」と言えない状況を作りだす現象です。

 

本当は鬼ごっこしたいけど、みんながゲームしたいならゲームにしよう・・・。

 

同調効果はこの空気を読む能力とも言えますね。

 

もしひとりだけわがままに「ゲームなんてやだ!鬼ごっこがいい!」なんて言うと、とたんに「黒い羊効果」が現れ、強く批判されます。

 

一度「あいつは空気の読めない奴だ」と思われると、次回からは仲間外れにされたり、いつのまにかいじめの対象になっていたりします。

 

このように、個人が所属するグループの考え方に強く引き寄せられる傾向を「集団の凝集性」と言います。

 

「同調効果」は「集団の凝集性」から起こるものです。

 

発達に障害を抱える子ども達はここで大きな壁にぶつかります。

 

「僕は鬼ごっこが良いって正直に言っただけなのに、なんでみんないつのまにか僕を仲間外れにするんだ?意味がわからない。僕は何も悪いことなんてしていないのに・・・」

 

確かに何も悪いことはしていません。だけど結果的に仲間外れにされることがあります。

 

このことがこじれると、発達に問題を抱える子どもの「不登校」という行動に結びついて行きます。

 

今日もブログに来て頂き、ありがとうございます。

5月24日
ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 5

顔がみえない怖さ

 

没個性化のひとつの例としてこういった現象がよく起こります。

 

たとえば女性が夜中、暴漢に襲われる事件があり、その女性が助けを求めると近くにあるマンションの部屋の電気が次々と灯りました。

 

しかし、マンションの住民は誰も助けに行ったり警察を呼んだりすることはなく、その女性は殺されてしまいました。

 

この時、マンションの住民は全員が「こんなにみんなが気付いているのだから、自分が助けたり警察を呼ばなくても、もう誰かが警察を呼んでいるだろう」という憶測を行ったことから、結局誰もその行動を起こさなかったという現象が起こりました。

 

このことを「傍観者効果」と呼びます。

 

学校でのいじめは、この「傍観者」の影響が大きいと言われてますね。

 

いじめを見て見ぬふりする多くの子ども達。

 

「私ひとりが何かしてもなぁ」

 

「きっと誰かが何とかしてくれるだろう・・・」

 

傍観者が沈黙すると、いじめの加害者はみんなに「承認された」と思います。

 

そしていじめがますますエスカレートして行きます。

 

学校は子どもの集団の集まりです。

 

黒い羊効果や傍観者効果など、子どもは常に集団心理という危険にさらされている学校という「場」にいると言えます。

 

今日は私の大好きな詩人「サトーハチロー」の誕生日です。

5月23日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 4

自分をやめる

昨日書いた「社会的手抜き」が起こる背景には、匿名性が高いことから「自分だけ手を抜いてもバレないし、そんなに大きな影響はない」と思うことが関っています。

こういった匿名性の高さによって集団の中の個人としての特徴(個性)が目立たなくなることをを「脱個人化」もしくは「没個性化」といい、衝動的な攻撃行動が起きやすくなります。

小さいところでは「いじめ」や「リンチ」など、学校での集団暴力。

大きくなれば国と国との喧嘩=戦争につながります。

学校でいじめられている子どもを一刻も早く救う方法は、脱個人化した悪魔のような集団のいる場所へ行かせないことです。

親や大人はそのことをためらってはいけません。

集団になると脱個人化が起こるのは、大人の世界だけではないということを理解しておきましょう。

ちなみに、集団のメンバーはみんな仲良しかと言えば、そうでもありません。

集団のメンバーが、自分達と違う考えや行動をすると、集団以外のメンバーに対するよりもいっそうきついお仕置きをします。

いわゆる「裏切り者」扱いですね。

かなり古い事例ですが、連合赤軍による浅間山荘事件などはその一例ですね。

集団は仲良しグループほど危ないのです。

いままで元気に学校に通っていた子どもが、急に行くのをしぶりだした。

友達グループはいるし、あんなに楽しそうだったのに・・・。

もうおわかりですね。

仲良しグループというのは、いつ自分の敵となり攻撃してくるかわからない危うさを持っているのです。

こういう現象を「黒い羊効果」と言います。

俺達みんな白い羊のに、なんでお前だけ黒いんだよ!って感じですね。

白い羊効果はないものか・・・。

5月22日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 3

群集心理

 

人が集団になった時のこころの状態を「群集心理」と言います。

 

群集心理はいくつかのカテゴリーに分類できます。

 

例えば、何か作業や仕事をする時に、ひとりで作業を行うよりも、集団の中で作業を行う方が作業能率が上がります。

 

皆さんもそんな経験ありませんか?

 

ひとりで黙々と仕事するよりも、みんなで仕事をした方がはかどることがありますね。

 

それを「社会的促進」と言います。

 

社会というのは、人と人との関係だと思って下さい。

 

これとは逆に、仕事や作業によっては、みんなで仕事をやると、責任が分散されることで作業能率が低下することもあります。

 

私がやらなくても誰かがやってくれるだろうと思ってしまうこともありますね。

 

自分ばっかり働くのはバカらしいと思うこともあるかもしれません。

 

このように、みんなで仕事をすると、逆に作業能率が下がることを「社会的手抜き」と言います。

 

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。

5月21日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学 2

集団心理

 

人間と言う生き物は、自分一人でいるときと、集団でいる時ではまるで人が変わってしまうことがあります。

 

思春期の子どもはその典型ですね。

 

ひとりひとりと向き合って話すとみんなそれなりに礼儀正しい子なんだけれど、何人かの集団になると、とたんに突っ張りだします。

 

だから生徒指導の基本は、集団を解体し、ひとりひとりの話をゆっくり聞くことが基本です。

 

人間は大人も子供も群れると違う生き物になります。

 

ひとりではとてもできないような残虐なことでも、集団になると平気でやってしまいます。

 

いじめやリンチはたいてい集団でひとりを攻撃します。

 

集団というものはとても恐ろしい一面を持っています。

 

だけど逆もまた真なりで、集団の力が良い方向に向くと、ひとりではとても成し遂げられないようなこともできてしまいます。

 

人間は集団になると、良い面と悪い面があることを知っておくことは大切だし、自分や家族を守ることにもつながります。

 

お祭りなどの人が大勢集まるところでは、人は興奮しやすくなり、喧嘩が起こる確率が高くなります。

 

人が大勢集まるところでは、十分注意したほうがいいですね。

 

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

5月20日

ふるかわひであき

暮らしに役立つ社会心理学

ドア・イン・ザ・フェイス

 

社会心理学の話をしても誰も面白くないだろうなぁと思っていたら、結構みなさん興味深く読んで下さっているようなのでもう少し続けますね。

 

ドア・イン・ザ・フェイスというのは、誰かを説得する時に、最初に受け入れてもらえなさそうな大きな要求をしてから、それを引っ込めて新たに小さな要求をすることで、後の要求を受け入れてもらいやすくなることです。

 

例えば、100万円の品物を買ってもらうように説得した後、「ではせめて10万円の品物を」と言われた場合、最初から10万円の品物を提示されるよりも購買意欲が増加します。

 

子どもはごく自然にこういうテクニックを使いますね。

 

おこずかい100円ちょうだ〜い。え?だめなの?じゃぁ30円でいいよ。

 

ついついあげてしまいそうになります。

 

あと、今はもういませんが昔の押し売りがそうでした。

 

最初に鍋とか包丁とか高価なものを売り付けて、それがダメなら最後はゴム紐だけでも買ってくれと言います。

 

それでもダメなら、包丁を突き付けて「昨日刑務所から出てきたばかりだ!なんか買わねぇとひどい目に遭わせるぞ!」なんて古典的なコントに出てきそうなことも現実にたくさんあったそうですよ。

 

 

要するに、このイラストが「ドア・イン・ザ・フェイス」の説明ですね。

 

最初はドア越しに顔を出して、「鍋や包丁は売らないんだから、せめてゴム紐買ってよ」と売り付ける。

 

この「こちらが譲歩したのだから、そちらもそれに応えて何か買いなさいよ」という考え方は、先日ここで紹介した「好意の返報性」に基づくものですね。

 

人はこの「好意の返報性」にとても弱い生きものなんです。

 

ドア・イン・ザ・フェイスと好意の返報性はセットで動きます。

 

また少し知識が増えましたか?

5月19日

ふるかわひであき

人との関係を考える 8

これが核になります

 

これまでに学んだ社会心理学的な人間考察。

 

「初頭効果」「新近効果」「中心特性」「周辺特性」「単純接触効果」に基づく「印象形成」

 

内容を忘れた人は、面倒くさがらずに前のブログを読み返してくださいね。

 

さて、社会心理学で人に興味を持たれ、好感をもたれる一番の基本は「好意の返報性」です。

 

相手に何か良いことをしてもらったり、好意を示されることによって、逆にその相手のことをこちらも好きになったり、好意で返したくなることをいいます。

 

これは「互恵性」ともいいます。

 

これは、人に好かれる方法というよりは、人に嫌われない方法と言えますね。

 

好意の返報性を感じない時、人はその相手に対して良い感情を持ちません。

 

例えば、自分が旅行に行った時はAさんにお土産を買って渡したのに、Aさんが旅行に行った時には自分にはお土産がなかった。

 

これは好意の返報性違反と言えますね。

 

「そんなことを望むなんて、こころが狭い証拠だ!と憤る人もいるかもしれません。

 

はっきり言いますが、人間はそんなに心が広い生きものではありません。

 

だけど逆に言えば、この「好意の返報性」を感じた時、その人との距離が縮まり、関係性が良くなります。

 

好意の返報性はちょっとした心遣いとも取れますね。

 

社会の中で生きる人間にとって、好意の返報性こそが人間関係を円滑にする重要なキーワードとなるのです。

 

今日もブログを読んで下さり、ありがとうございます。

5月18日

ふるかわひであき

人間関係を考える 7

単純接触効果

 

人間一度や二度はアイドルや芸能人などに憧れることがあります。

 

だけど、実際に恋に墜ちて結婚するのは近くにいる人です。

 

ずっとアイドルを追いかける人はめったにいません。

 

アイドルみたいにカッコ良くないし、理想とはかけ離れているけど好きになる。

 

なんて理不尽なことだろうと思いますが、この「単純接触効果」でそれが説明できますね。

 

統計的に遠距離恋愛の破たん率は高いです。

 

そして、いくら好きだった人でも、遠距離の人とは別れて、近距離の人と結婚する人が圧倒的に多いのです。

 

これなんかも「単純接触効果」で説明できますね。

 

遠くの親戚よりも近くの他人、なんてことわざもちょっと近いかな。

 

若者達にアドバイス。

 

好きな人ができたら、遠くからじっと見つめていないで、どんどん近寄るべし!

 

ただし、限度があるから、暑苦しいまでに距離を詰めないでね。

 

人は自分の近くにいる人に興味を抱くという「単純接近効果」

 

いろんな対人関係で応用して下さいね。

 

今日もブログで新しい自分を手に入れよう!

5月17日

ふるかわひであき