続き
いままで書いてきたことでわかると思うが、疲れたからと言って休日にずっと寝ているのは余計に疲れる行為だ。
一週間仕事で忙しかったから、休みの日くらいゆっくり何もせずに過ごしたい・・・。
気持ちはわかるが、多くは逆効果となる。
人間は何もせずにじっとしているようにはできていないし、そのことに耐えられないのだ。
人間は誰かのために忙しいのには耐えられるが、誰のためにもならず、自分一人だけのためにじっと寝ているとこころが病みだす。
(もちろん限度を越えた重労働や残業などは別の話)
人間忙しいと「あぁ、一日中家で寝ていたいなぁ」なんて思うのだが、ここに思わぬ落とし穴がある。
一日中家でごろごろしているのが幸せなら、究極の幸せは『寝たきり状態』になることだ。
そんなことは人間の『こころ』が許さないようにできている。
嘘だと思われる方は、試しに3日くらいずっと家で寝ていてもらえばわかる。
だんだんと退屈になり、身体が重くなり、ついには何かをする気力が落ちてくる。
休みの日も他者のために何かを作りだす作業をしたほうが体もこころも休まる。
断っておくが、これらのことは『バランス』を考えてやらなければならない。
休日に朝から晩まで誰かのために動き回れと言っているのではない。
ただ、休みの丸一日を自分のためだけに使わずに、他者のために貢献することに使えば、ただ一日中家でゴロゴロしているよりもこころが元気になりますよということだ。
そんなこと言われても平日は仕事、休みは家族サービス・・・やってられないよ。
こんな愚痴も聞こえてきそうだ。
これは、自分の仕事や家族サービスが誰かの役に立っているということが見えなくなっていたり、家族や他者からあまり感謝されなかったりすることが原因かもしれない。
人は感謝されようと思ったり、俺がお前らを食わしてやってるんだ!なんて自分の気持ちや利益を優先して考えると誰かのために何かを作りだしたり、働くことが嫌になる。
これは自我が暴れ出している証でもある。
そんな時は何度も何度も「人は他者を満たすことによってしか、自らを満たす方法をもっていない」ということを思い出されると良い。
1月28日
ふるかわひであき
本当にその通りですね。
ですが日々の忙しさに紛れて、ついそのことを忘れ、自分本位になってしまうことが多いです。反省。。。