福禄寿様
談山神社は福禄寿様でも有名。
福禄寿様は七福神のおひとり。
短身、長い頭でおひげがぼうぼう。
手に持っておられる杖には経典が巻き付けられている。
中国ではめったに観られない南極星の化身としてあがめられている。
福は幸福、禄は財産、寿は健康で長生きを意味する。
友の快気を祈るにはうってつけの神様だ。
おぉ!福禄寿様がおられた!
雨で誰もいないお堂の中、間接照明でライトアップされた福禄寿様。
う〜ん、感無量なり。
どうか○○君の病気が治りますように・・・。
陽が落ちてきたぞ。そろそろ帰らなければ・・・。
しかし、このまま帰っても遅くなるなぁ・・・。
それにせっかく小さな旅に出れたのだから、この際どこかに宿を取って明日帰るのもありかな。
明日の午前中の仕事は入ってないし、よっしゃ!そうしよう。気ままな一人旅なので自由に動けるぞ。
なんだかそう思ったらちょっとうきうきした旅気分。
よし、明日早起きして時間の許す限り巡礼の旅を続けよう。
そう思ってふと見上げると、少し気の早い桜がほほ笑んでいた。
まるでひなあられを散りばめたような美しさ。
おっと、見とれている暇はないぞ。とりあえず宿を探さねばならない。
学生の時なら電話帳や観光案内所に駆け込むところだが、今はスマホやパソコンなどの便利なツールがたくさんある。
これは自慢でもなんでもあるのだが、わがおしゃくれプリウス号にはTコネクトという機能がある。
この写真の「オペレーターサービス」というのを使うと、現在地点から最寄りの、今日今から泊まれる宿を紹介してくれる。
しかもナビで案内までしてくれるのだ。
まさにいたれりつくせり。
そこまでしてくれるのなら、いっそ宿まできて肩でも揉んで欲しい。
とりあえずリーズナブルで良さそうな宿をチョイスして予約。
夕食の時間を指定して宿に向った。
ここからが行きあたりばったりのひとり旅。
どたばた劇の始まりに、こうご期待です。
3月28日
ふるかわひであき