ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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修学旅行3

行かない選択

修学旅行はみんなが楽しみにしているわけではない。

不安の強い子や不登校の子にとってはこんな厄介なことはない。

行けばそれなりに楽しめるし、いろんな経験や学びもあるのだが、行くまでの不安に耐えられない。

そこで毎年何人かは修学旅行に行かない子が出てくる。

そうなると親は複雑な気持ちになる。

子どもには元気に修学旅行に行ってもらいたい。

友達や先生と楽しい時間を過ごして欲しい。

一生語れるような幸せな思い出を作って欲しい。

だけど本人は拒否する。

旅行の積立もちゃんとしてきたのに、本人が行かないのなら仕方がない。

なんでうちの子だけみんなが楽しんでいることを楽しめないのだろう・・・。

修学旅行中の3日間、ずっと家でゲームをしたり、ごろごろしている。

見るに見かねて、家族でどこか旅行に連れて行く人もいる。

それはそれで愛情あふれる行動だが、同年代の友達や教師といる時の刺激や成長は望めない。

子どもは家族といるより、同年代の他者といることを強く望む。

このように考えると、修学旅行に行けない子どもが一番苦しいのかもしれない。

 

親:「修学旅行に行かへんでも死なへんから大丈夫」

親(本当は行って欲しい・・・)

子(本当は行って欲しいんやろ・・・)

 

親:「お母さん、今なんか何にも修学旅行の思い出ないから」

親(本当は楽しい思い出がいっぱいあるけど・・・)

子(前に修学旅行おもしろかったて言うてたやん・・・)

 

親:「ディズニーランドなんかまた夏休みに家族で行けるからかまへんやん」

親(友達と行く方が楽しいんやろなぁ・・・)

子(友達と行く方が楽しい。けど友達がいいひんからディズニーランドで孤独になるのは嫌や・・・)

 

親:「今からキャンセルしたら、ちゃんとキャンセル料も返ってくるし、なんにも損はないよ」

親(せっかく苦しい家計の中からお金出してあげたのに・・・)

子(どうせお金もったいないておもてるんやろ・・・)

 

本音を隠し、必死に慰める母親とそれを無表情で聞いている子ども。

 

本当は子どもは「修学旅行に行けたらなぁ」、親は「修学旅行に行ってくれたらなぁ」、という思いがそれぞれの胸の中に数%はある。

 

親と子、お互いの愛情と思いやりがもつれあって行く。

 

そんな中で学校は、万が一の責任や保護者のクレーム、人権などを考えて無理に引っ張ることを避ける。

 

旅行先のトラブルを考えると、家にいてくれたほうが安全に決まっている。

 

もちろん子どもの傍にいて欲しいという要望があればそれには応えてくれる。

 

だけど今の時代、教師の熱意で嫌がる子を無理に連れて行くことは難しい。

 

親も子も卒業アルバムの修学旅行の思い出を見る度に、切ない気持になる。

 

6月3日

ふるかわひであき

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