発達障害と家族 4
2018.06.22 Friday
中学時代
中学に入り、Aは不登校になる。
「14歳の時にAが自ら病院に行こうとした時も、薬代が高いからと母親はお金を渡さなかった」
この記事については事実確認が不明なので却下。
Aの家庭は姉、両親、父方の祖母の5人暮らし。
共働きなのでAの食事は祖母が作っていたが、姉の食事は作るがAの食事は作っていなかった。
Aは学校に行かず、自室に閉じこもり、インターネットやテレビアニメに没頭。
食事は自炊するか、作り置きの物を孤食していた。
中2の時に新学期だから新しい水筒を子ども達に買い与えた両親は、姉には新品を、Aには誰かの貰いものを与えた。
するとその日の夜中にAが障子を蹴破って、両親の寝室に怒鳴りながら乱入。
家にあった包丁と金づちを両親に投げつけた。
父親が組み伏せ、警察に通報。
事情聴取でAは「姉だけに新品の水筒を買ったことに腹を立てた」と言っている。
この事件からAと父親の関係は最悪になった。
中2の終わりに、母親のツテで自立支援のNPO法人が運営する施設に入所。
この施設から定時制高校、職業訓練校に通い、5年に渡って集団生活を送った。
中学から事件を起こすまでの間で、この時期が一番安定していたようだ。
職業訓練校を卒業したAは在学中に取得した電気修理技師の資格を活かして就職し、一人暮らしを始めた。
仕事はまじめにこなしていたが、人間関係(いじめられていた)が原因で翌年に退社。
実家に戻ったAはすぐにまた引きこもり状態になり、何度も家出を繰り返しては警察に保護されている。
家出の理由は「母親に殺されるから」と言っていた。
その後精神病院に2ヶ月ほど入院し、自閉症と診断されている。
そんなAが唯一慕っていたのが、母方の祖母だった。
6月22日
ふるかわひであき