ヤングケアラー
2018.10.10 Wednesday
課題
ケアラーというのは障害者や高齢者を介護する人のことを言う。
今、日本ではこのケアラーに関する大問題が起きているのをご存知だろうか?
それはケアラーの高齢化と弱年齢層のケアラーの増加のことを指す。
まず、障害者の高齢化問題がある。
日本の障害者総数は787万9千人。
内訳は
身体障害者393.7万人(在宅率98.1%)
知的障害者74.1万人 (在宅率83.9%)
精神障害者320.1万人(在宅率89.9%)
そのほとんどが在宅介護である。
つまり、家族の誰かが障害者のケアラーとなっている。
この787万9千人の障害者総数の約半数が65歳以上。
障害を持つ子供のケアラーはほとんどが親だ。
子どもの障害者が65歳以上だと、その親は80歳を超える。
ここに「ケアラーの高齢化と親なき後の問題」が大きくのしかかる。
ケアラーと障害者の高齢化に伴う「老老介護」「老障介護」が今から激増して行く。
しかも、それに加えて親の要介護問題に伴う障老介護の問題も加わる。
*障老介護とは、障害を持つ子どもが高齢化した親の介護を担う状態を言う。自らの障害問題だけでも大変なのに、親の介護との両立はいかに大変なのかは容易に想像できる。
<御礼>
11月24日に開催予定の歌声喫茶ライブはお陰さまで完売しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
10月10日
ふるかわひであき