事件
2019.06.27 Thursday
警官を刺し拳銃奪う
大阪府吹田市の千里山交番の若い警官が男に刺され、拳銃を奪われた。
犯人は逮捕されたが、精神保健福祉手帳を持っていて、精神科に通院歴がある。
犯人は幻覚の症状を訴えており、統合失調症の可能性が高い。
もしこの犯人が、犯行時に心神喪失または心神耗弱状態を裁判所により認められたら罪に問われない。
それは「心神喪失者等、医療観察法」に定められている。
心神喪失とは精神の障害により事物の理非善悪を弁識する能力のない状態
心神耗弱とは心神喪失には達しないが著しく減退した状態
医療観察法第39条
心神喪失者の行為はこれを罰しない
心神耗弱者の行為はその刑を減軽する
この部分だけ捉えると、なんだか理不尽な気もする。
人を殺したり、傷つけたりしたのに罪に問われず、そのまま社会生活を続けるなんて、どういうことだ!と憤りを感じたりもする。
だけど、心神喪失者や心神耗弱者がその病気を認定されると、罪には問われないのだが、治療の義務が課せられる。
(つづく)
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6月27日
ふるかわひであき