ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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先生見ててね 6

可愛い桃子ちゃん

 

私:「桃ちゃん、とても可愛いですね」

 

お母さん:「私は可愛く思えないんです。この子の将来のことを考えたら、悲しくなって、それでこの子を見るのが嫌な時もあるんです」

 

私:「なるほど。具体的に、今、桃子ちゃんは何ができませんか?」

 

お母さん:「できないことだらけですけど、身近で言えばとりあえず靴下がはけません」

 

私:「わかりました。ちょっと桃ちゃんの様子を見てみますね。桃ちゃん、ちょっとごめんやで・・・」

 

そう言いながら私は桃ちゃんの靴下を脱がしました。

 

私:「さぁ桃ちゃん、靴下はいてみよか」

 

桃ちゃんはペコンとうなずき、靴下にチャレンジです。

 

だけど何度やってもうまくいきません。

 

粗大運動と言って、身体全体を使うことが不器用なのです。

 

施設で働いている時も同じような子がたくさんいました。

 

私がいつも実践していた方法は「すくう法」です。

 

靴下は足をすくうように入れると、履きやすいのです。

 

健常発達する人には何でもないことですが、できない人にとってはこれがなかなか難しい。

 

たいがい親指や小指が引っかかってしまします。

 

足を丸くするというのもコツにひとつですが、これもなかなか難しいのです。

 

これは理屈ではなく、体験しながら身につけていくのが早道となります。

 

もちろん援助者の根気と本人のやる気が必要となります。

 

私:「お母さん、今日から桃ちゃんに練習させてみましょう。実際の靴下を桃ちゃんに持たせて、その靴下でボールとか、積み木とか、なんでもいいんで、自分の足以外のものを靴下でクルンて包ませてみてください」

 

私は相談室にあった卓球のボールを桃ちゃんに渡して、靴下で包むように指示します。

 

桃ちゃんはニコニコ笑って上手に靴下でボールを包む事ができました。

 

私:「桃ちゃん凄い!天才や!もう一回やってみてくれる?」

 

桃ちゃんは得意そうにまたボールを靴下にクルンと包み込むことができました。

 

私は桃ちゃんを抱きかかえ、くるくる回して、頭をくしゃくしゃになるくらいなでてあげて、頬ずりしてあげます。

 

桃ちゃんはキャッキャッと笑って嬉しそうです。

 

すぐに上機嫌の桃ちゃんが私にささやきました。

 

桃子:「またママ泣いてる」

 

今日もブログに来ていただき、ありがとうございます。

8月11日

ふるかわひであき

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