ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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不安 4

フィアネス・P・ゲージ事故

 

事故の概要

 

1848年9月13日、25歳のゲージは、作業員の職長として、バーモント州の町カヴェンディッシュの外れで、ラットランド・アンド・バーリントン鉄道の路盤を建設するための発破を行う任務にあたっていました。

 

爆薬を仕掛けるために、岩に深く穴を掘り、火薬・ヒューズ・砂を入れて、鉄の突き棒で突き固める作業がありました。

 

ゲージはこの仕事を午後4時半ごろ行なっていましたが、(おそらく砂が入れられていなかったため)突き棒が岩にぶつかって火花を発し、火薬が爆発して、彼がそのとき扱っていた直径1と4分の1インチ、長さは3フィートと7インチの道具が彼の頭部を貫きました。

 

 

鉄の棒は彼の顔の横から入り、左目の後ろを通り抜け、頭頂から抜け出しました。

 

奇跡的に命が助かったゲージですが、退院後に変化が起こります。

 

事故前は穏やかで、優しくて、自分より他者を優先して考える性格(いわゆる良い人)だったのが、事故後は粗暴で協調性にかける性格へと変ってしまったのです。

 

どうしようもなく頑固になるくせに、気分が変わりやすく、いざとなると二の足を踏む。将来の計画を立てはするが、すぐに変更して、結局お流れにしてしまう。知的能力や感情面は子供だが、動物的な性欲という意味では成人男性だったそうです。

 

彼の友人や知人は「もはやゲージではない」と証言しています。

 

原因は間違いなく事故にあり、それは「前頭葉(大脳皮質)」と「大脳辺縁系」の損傷です。

 

人間は大脳皮質をやられると、人間としての「他者を思いやる気持ち」「高い知的能力」を失います。

 

そして大脳辺縁系をやられると「不安」という感情も失ってしまいます。

 

これらの能力を失った人間を、人間社会は受け入れません。

 

つまり、「不安」という感情があるからこそ、人間は人間として、人間の中で生きて行けると言えます。

 

極論すると「人間」=「不安」だと言えると思います。

 

今日もブログをお読み下さり、ありがとうございます。

9月8日

ふるかわひであき

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