ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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神経症の人との接し方 7

アイデンティティ

 

アイデンティティというのは「このことはこうでなければならない!」「このことはこうに決まっている!」という自分の信念や考え方です。

 

人は誰でもアイデンティティを持っています。

 

そのアイデンティティで問題がないのならそれでいいのです。

 

ただ、そのアイデンティティの考え方で、神経症者の接し方に長期間苦しんでいる時は、この「自分のアイデンティティ」を見直すことから始めます。

 

奥様の強迫神経症で長年悩んでこられた弁護士さんがおられました。

 

何をするにも奥様の指示通り動かないと暮らせない状態がもう20年も続いていました。

 

医者にもかかり、お薬も飲んでいますが、改善しません。

 

彼は絶望的な未来を抱えて、知人の紹介で私のところへ来られました。(本人の許可を得て書いています)

 

知人によると、彼はとても腕の良い弁護士だそうです。

 

彼は今まで自分が妻に試した対処方法を並べ、医者にもかかったし、もうこれ以上やることがないと私に言いました。

 

彼のアイデンティティは「もうこれ以上何もできないし、やっても無駄」という感じでした。

 

私がいくつかの対応方法を提案しても、どうせやっても無駄に終わる・・・という絶望感が漂っていました。

 

私「あなたはとても優秀な弁護士だとお聞きしています。あなたがもし、法廷で弁護がうまくいかなかった時は、すぐに絶望してあきらめますか?」

 

彼「いいえ、何度も何度も新しい方法を考えて、勝訴するまでチャレンジします」

 

私「どうして自分の仕事ではあきらめずに何度も何度もチャレンジできるのに、自分の奥様のことは絶望してあきらめてしまうのですか?」

 

彼「なるほど、そんな風に妻の症状について考えたことはありませんでした・・・」

 

このような考え方こそが、神経症者との付き合い方ではとても大切になります。

 

今日もブログに来てくれてありがとう。

6月22日

ふるかわひであき

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