ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< スッポン 15 | main | スッポン 17 >>
スッポン 16

ここは見殺しに

 

今日はお金を持っていない、と抵抗するA君。

 

それならばそこでジャンプしてみろ、からんでくる熊五郎。

 

ジャンプすればポケットの中の小銭がチャランチャランと音を出すので、お金があることがすぐにばれる。

 

駄菓子屋の外に引っ張り出されたA君はもはや半泣き状態だが、そんなことで許してくれる熊五郎ではない。

 

僕たちはすぐに作戦会議を開いた。

 

即座に全員一致で、可哀そうだがA君は熊五郎の犠牲になるしかないという結論だ。

 

だいたいまごまごして逃げ遅れたA君が悪い。

 

ここは見殺しにするしかない。

 

熊五郎の言うとおりにA君がジャンプすると、チャランチャランとお金の音がした。

 

さっきのスッポンの売り上げも含めて420円が熊五郎に巻き上げられた。

 

意気揚々と駄菓子屋に戻った熊五郎は、さっそく大好物の黒棒を3本も食べていた。

 

こんな不幸な出来事は、京都の下町貧乏くそ坊主の間ではしょっちゅう起こる。

 

弱肉強食の世界は厳しいのだ。

 

A君は泣く泣く自転車をこいで僕たちのいる公園にやってきた。

 

 

今日もブログに来てくれてありがとう。

7月28日

ふるかわひであき

 

COMMENT