ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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スッポン 20

最終回

 

あれから何年経っただろう。

 

今は令和。

 

A君は税理士に、B君は反社会勢力の一員に、C君はトラックドラーバー、私はシンガーソングカウンセラー。

 

A君だけが堅気な仕事に就いている

 

思いがけず、勤務している中学校で飼われているスッポンを見つけ、懐かしい思い出がよみがえってきて、つらつらと長く書いてしまった。

 

今思えば実に野蛮な小学4年生だ。

 

松の木にロープを結び、二条城の石垣を下りて、一番下の石垣の間に手を突っ込んでスッポンを引きずり出すこともあった。

 

これはC君の発案だったが、石垣の中に手を突っ込むのは、中に何がいるか分からないのでとても気持ち悪かった。

 

ロープで石垣を下りるのは簡単だったが、上るのが大変だった。

 

結構高さがあるので、手の皮がむけて、何日もひりひりしたが、赤チンかメンソレータムだけで乗り切った。

 

蛇がいることもあったが、私はその頃から爬虫類が好きで、蛇やトカゲの存在はとても嬉しかった。

 

蛇の子供を捕まえて、家で飼おうとしたが、母親がそれを見るなり悲鳴をあげ、あんさんの命を取るか、蛇を取るか、今ここで決めなはれ!とすごい勢いで迫るので、泣く泣く二条城の林に返した。

 

せっかくこの蛇を子供のうちから飼いならして、大きくなったら、意地悪をする上級生に噛みつくように調教しようと思っていたのに、残念だった。

 

二条城の堀に転落することもしょっちゅうだった。

 

外から見てると、とても深く見えるが、案外浅いところが多い。

 

堀の底は泥なので、転落して怪我をすることはなかったが、ドロドロになった。

 

小学校でもカウンセリングをしているが、子供達は放課後になると、学童か放課後デイか学習塾に向かう。

 

何もなく家に帰る子は、すぐにスイッチでフォートナイトや荒野行動、集まれ動物の森、スプラトゥーンなどに夢中になる。

 

どこにもスッポンの入る余地がない。

 

自然、生き物、友達、協力・・・スッポン捕りほど面白いことはないのになぁ。

 

もしも二条城に行くことがあれば、城ばかり見ないで、ちょっとだけお堀を見て欲しい。

 

大きなスッポンが水の中から顔を出しているかもしれない。

 

スッポンを食べると元気になるという。

 

今の私はスッポンを丸かじりしたい気分だ。

 

 

 

                     (了)

 

今日もブログに来てくれてありがとう。

8月1日

ふるかわひであき

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