ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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カイカイ 25

屍を越えてゆけ

 

白血球はよろよろとカイカイの前に行き、年老いてしわだらけの手でおにぎりを渡した。

 

カイカイはその優しさに、涙を浮かべながら食べた。

 

カイカイは白血球の両手を、自分の両手で優しく包み込んだ。

 

カイカイ「ありがとうございます。ありがとうございます。本当になんとお礼を言えばいいのか・・・」

 

その時、カイカイに異変が起こった。

 

白血球の手を握った瞬間、カイカイの中に強烈な怒りのエネルギーが湧いて来た。

 

自分ではどうすることもできないほどの怒りだ。

 

カイカイの両手の爪が、戦闘モードの鋭い刃に変わってきた。

 

カイカイ「だ、だれか、俺をこの白血球さんから引き離してくれ!」

 

屈強な子カイカイ達が5人がかりでカイカイを引き離そうとしたが、無理だった。

 

カイカイは必死で自分をコントロールしようとした。

 

その時、白血球がつぶやいた。

 

白血球「カイカイ君よ、もうかまわんよ。ワシを殺しなさい。ワシももう年じゃから、いつ死んでもかまわん。ワシら白血球も、君らウイルスも、役割は違うかもしれんが、同じ仲間なんじゃよ。敵も味方もひとつ。正義と悪もひとつ、生きるも死ぬもひとつのことなんじゃ。わかるな。ワシはあんたで、あんたはワシなんじゃよ」

 

そう言うと、白血球は、カイカイの刃と化した鋭い爪に飛び込んで、自分の喉を刺した。

 

自分の爪の先で無残に息絶えた白血球を見て、カイカイは涙で白血球の名前を叫び、弔いの歌を歌った。

 

♬「白血球さ〜ん」「は〜い!」好き好き好き好き好き好き〜愛してる〜好き好き好き好き好き好き〜白血球さん。とんちは鮮やかだよ白血球品、度胸は満点だよ白血球品、いたずら厳しく白血球品、だけど喧嘩はからっきしだよ赤血球品♬

 

歌い終わるとカイカイは自らの手で、白血球を丁寧に埋葬した。

 

今日もブログを読んで免疫機能を高めましょう。

9月8

ふるかわひであき

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