ふるかわひであきが、日頃の出来事をただ淡々と耽々と語ります。ただ淡々と耽々と毎日続けるブログです。くじけた時も、淋しい時も、裏切られても、だまされても、いじめられても、泣かされても、平気な顔して続けます。ブログは歌とカウンセリングとSC便りを超えられるか・・
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カイカイ 34

側近の陰謀

 

与一をリーダーとする姫様警護隊15名は、すかさず10万の兵士に見えないように、意識を失ったマクロファージ姫を司令部テントに運び入れ、その代わりにマクロファージ姫の影武者を10万の兵士の前に立たせた。

 

影武者姫の真後ろで、与一がピストルを影武者姫の背中に突き付けていた。

 

もしおかしな動きをしたら容赦なく撃ち殺す、と影武者姫には伝えてある。

 

影武者姫の名前はおしゃくれ姫。

 

マクロファージ姫の父親が、城につとめる女中に手を出してできた娘で、マクロファージと同い年である。

 

マクロファージの母は、とても美しく、心優しい御妃だったので、王である夫を許し、おしゃくれ姫も自分の娘として育てると言った。

 

マクロファージの母は、とても美しく、心優しい御妃だったので、ほどなく夫とおしゃくれ姫の母である女中を毒殺した。

 

マクロファージの母は、とても美しく、心優しい御妃だったので、それを実行した家来も、口封じのために無実の罪をなすりつけ、はりつけにして殺した。

 

マクロファージの母は、とても美しく、心優しい御妃だったので、マクロファージだけを可愛がり、おしゃくれ姫は馬小屋で奴隷達に育てさせ、マクロファージにはおしゃくれ姫の存在を隠した。

 

そんな環境の中でもおしゃくれ姫は、すくすくと曲がって育ち、手の付けられない、みんなの嫌われ者になった。

 

おしゃくれ姫は、そんな自分の不幸な境遇にも、けなげに耐える・・・ような娘ではなかった。

 

おしゃくれ姫出生の秘密は奴隷頭のマーベルだけが知っていた。

 

マーベルはきつく口止めされ、もし誰かに話したら、マーベルの一家は皆殺しにするという誓約書を書かされた。

 

マーベルは実にまじめで忠実で無口な奴隷の長だったが、酒を飲むと記憶を失くし、なんでもべらべらと喋った。

 

ある日、マーベルが酔っ払った時に、マーベルから自分の出生の秘密を偶然に聞かされたおしゃくれ姫は、自分をこんな目に遭わせた妃を必ず殺してやると誓いながら生きてきた。

 

そして、マクロファージが17歳の誕生日。

 

お城ではマクロファージの17歳を祝う舞踏会が開かれた

 

その舞踏会に紛れ込んだおしゃくれ姫は、こっそりと妃の寝室に忍び込み、ベッドの中に猛毒がある蛇を仕込んでおいた。

 

翌朝、妃はベッドの中で死んでいた。

 

その知らせを聞いたおしゃくれ姫は、自分の計画が成功したことを喜び、いよいよマクロファージ暗殺計画を練りはじめた。

 

陽が沈みかける頃、城の警察がおしゃくれ姫を、御妃殺人の疑いで逮捕した。

 

おしゃくれ姫が、何日も前から奴隷たちに毒蛇を集めさせていたことが、日頃おしゃくれ姫に目の仇にされ、いじめられていた奴隷の密告で発覚したのだ。

 

逮捕した時、おしゃくれ姫の部屋から、<まくろふぁーじころしたんねん!>と、ひらがなで書かれた殺人計画書が押収された。

 

逮捕したまでは良かったが、警察は黙秘を続けるおしゃくれ姫に手を焼いた。

 

曲がりなりにも王族の姫なので、そうそう手荒なこともできない。

 

王族については、その罪を問わないという法律もある。

 

そうかといって、このまま野放しにしては、今度はいつマクロファージ姫の命が狙われるかわからない。

 

困り果てた元老院の長官である吉良祭保は、とりあえず城の地下室におしゃくれ姫を幽閉した。

 

今日もブログを読んで免疫機能を高めましょう。

9月17

ふるかわひであき

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